ねぇ、宍戸さん。
俺は、あなたのヒーローになれるかな。
ねぇ、宍戸さん。あなたは俺にとってはヒーローだった。
ときどきかっこわるいとこなんかも見せてくれたりもするけど、
いつも泣きそうな俺を颯爽とひっぱっていってくれる、
最高のヒーローだったんだよ。
俺は、あなたのヒーローになれるかな。
あなたが、
こまっているとき、
かなしんでいるとき、
さみしいとき、
ピンチのとき、
ピピッて察知してあなたのもとにかけつける、
そんなヒーローに。
できればかっこうよく、さっと現れてあなたを支えてみたりして!
……なんて、さ。
俺では力になれないかもしれないね、でも、
俺はずっとずっとあなたのそばにいたいと思うんだ。
あなたのヒーローに。
テレビ画面の中にいる、
デパートの屋上にいる、
遊園地の着ぐるみの中、
そんなもんじゃない、たったひとり、たったひとりあなたのためだけの、
正真正銘のヒーローに。
……なれるかな。
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長太郎お誕生日おめでとう!
HEROは鳳宍ソングだと思っていたところへすてきな舞台を見て触発されて書いた文を、
掘り返してきてみました…。ちょたが不憫じゃないのを選んだらこれだった!(笑)
過去形だったりタメ口だったりするのは、「大学生くらいのトリシシなかんじで」とメモしてあるので、
そのためのようです。絵はこんなんで、すみません…
20050214
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