2007/11/04 彦根
ミッション:ひこにゃんに会いたい

【道程】
彦根駅→井伊神社→大洞弁財天→龍潭寺→清凉寺→埋木舎→開国記念館→彦根城→彦根城博物館→彦根駅


ひこにゃんパスポートって…めちゃくちゃお得じゃね…!?と思い立って、彦根にいってまいりました。
ひこにゃんもみてきたよ!
……あの、脇立がいっしょうけんめいゆれているのを。
11月4日などという絶好の行楽日和にいくようなところではなかったのですが、それなりに楽しんできました。
ごっつい人出でねーわたしはじめてお城に入るのにならんだ!!
というわけで、ひこにゃんはその列待ちの間に現れ、ちびっこどもに猛烈に愛されていたのであった。あぁん。

大阪駅から新快速で彦根まで。わりとぼーっとしてるうちに着きます。
着いてまず、佐和山!佐和山!ともえる(…)。
あわよくば登ってきてやろうと思っていたのですが、思った以上に山で、道がわからず断念しました。さすがに。

りっくりっくとまずは龍潭寺の方へ。の前に、横っちょの井伊神社をのぞく。
あの…権現造で立派な社殿だってのはわかるんですが、風化を防ぐためか屋根がついててですね、
それがガレージみたいな屋根、というかなんというか、廃工場的な…
まぁよくあるんだけどなんか雰囲気が異様で怖かった…よ!
そして神域には重成の血染めの薄。
どうなんだこれ。
でも、だいぶ風化してたとはいえ、すごい豪華なかんじのお社なんですけどねー。

それからちょっと坂を登って、大洞弁財天。
登り口のとこで高校球児が、トレーニングしてるような駄弁ってるようなで、
にこにこする(あとで弁天さんにお参りにきていた。よい子らじゃ)。
わたしの前の家族連れと後ろの夫婦と、ふた組とも般若心経だーっととなえてらっしゃるものだから、
えぇーとなったりしつつ…なむなむしてきました。
立派な山門にきゅんとしました。山門好きだー。かっこいい。
もえるのは多宝塔のあのまろみがいちばんもえ!ですけど、山門はきゅんとくるな!

それはさておき庭の寺・龍潭寺。
宗良親王の名前を見つけてへんな声が出る。中興の祖だそうです。
宗良というのは後醍醐天皇のお子たちのひとりです。
そういえば遠江にいたとき、井伊さんちに庇護されていたのだった…
先週『皇子たちの南北朝』(中公新書版)読んだばっかりなのに…
あの子も大概かわいそうな子ですが、お父ちゃんのこと好きだと
思えてた分は幸せだったのだろうと思います。
どうでもいいけど「宗良×龍潭寺」でググったら遠江の方ばっかり出てきて、
それはいいんだけど、全部「第四皇子」って書いてある…
近江の方は第三皇子でした。みんなどっからとってきてんの。
あの辺は史料によっていろいろみたいですねぇ。宗良にかぎらず。
さて、この寺は三成好きすぎてすてきな寺でした。なにゆえ…。
山門くぐる前から三成公の像がお迎えしてくださいます。
絵巻で三成の出てるシーンのコピーとか髑髏の写真とか。
あとだるまさんがいっぱいの寺です。
お隣の清凉寺は中に入らせてくれないので境内うろうろ。
左近屋敷跡、ということで、ここから見る佐和山!とか撮ってみる。
龍潭寺の庭園の借景の佐和山!とか彦根城から見る佐和山!とか、
とにかく今日は佐和山に気をとられて一日過ごしていました。
佐和山のお城って、質実剛健というかんじで装飾とかあんまりしてなかったそうなので、
その麓にいまこうやってすてきな庭園があって借景だとかって、もゆるな…。

さてまたりっくりっくと歩いて彦根城方面へ乗り込みます。
近いところから攻めていこうと思って、埋木舎から。
直弼が青春時代をうんうん過ごしたところだそうです(アバウトな認識)。
しかし馬屋が現存しているのにはもえるわけです。
道の方へ戻って多聞櫓を過ぎるとその裏に見えます。
なかに入って馬の模型?フィギュア?なんていうんだろう、
を見てはまたもえ…ずん胴がかわいいハァハァ…
そしてお城の前に開国記念館へ。
ここね、すごいおかしなとこでしたよ。おかしかったよ。
すごい趣向凝らしてあって体験型でとてもよい。
半端なものつくるくらいならここまで突き抜けるとよい!
彦根城をロケでつかった映像作品ーとか、
よくわからんノリのVTRとか火縄銃のレプリカとかのぞき窓になってたりとか、
大人も子どもも楽しめるかんじで。
しかしなにがおかしかったって、VTRのさー!直政がさー!
家康公好きすぎておっかしかった…(顔覆い)。
たしかに井伊のお家って、江戸の間改易もなし転封もなし、
大老はたくさん出してるわで地味にものすごい貢献してるんだけど…
家康さま家康さまいいすぎだ!!笑
ほんとおかしかった…あつくるしい愛があふれていた。

気を取り直して(?)お城にのぼります。
平山城なので坂をどんどこ…どんどこ…どん…
ぜえはあ
えぇっ 天守閣30分待ち…!(下りてきたときにはちなみに60分待ちでしたよ!)
そしてこの間に、ひこにゃんがやってきて、去っていったのだった…。
さてさてぼんやりしてるうちに、やっと登城です。
入ってから、こら時間かかるわなー…と思いました。
江戸時代に建ったそのままなので、階段がほんとに急なの。
手すりにすがってないと上がれないの。こういう建物のぼるたび、昔の人は健脚だったんだなァと感心します。
こぢんまりとした天守なんですが、木組がすごくてすてきでした。
白塗りがきれいで。石積も見本です!みたいな石積。
西の丸三重櫓は、白ーくって清楚なかんじ。


彦根城前から・後ろから
ちなみに前の方は先輩が10月のなんでもない日にいったときに送ってきてくれた写メです。
きっといつもはこんなかんじなんだよ…穏やかなんだよ…

お城を下りてからは黒門から出て玄宮園へ。
ぼーっとお茶をいただく。お庭のことはよくわからん…。
一息ついたら博物館の方へ。ここもおもしろいとこでした。
こっちのおもしろい、ファニーではありません念の為。
よい博物館だなー!という博物館でした。
ちゃんと学芸員さんがこだわりをもってされてるかんじがとてもよかった。
もうだいぶんと暗くなってたので、表御殿の木造棟の公開が見られなくて、
というか見えなくて(もうちょっと灯りくれ…)、残念でした。
しかし展示は量もちょうどよくって解説もていねいで、ほんとすてきだったー。
ここが今日いちばんの収穫でした。またきたい!
風俗絵バンバン!←机をたたく

閉館ぎりぎりまでぶらぶらして、帰りました。
あー、おもしろかったー。



追記:このあとこんなに佐和山…になるとは思ってなかっ…
この日、じつは石田町で三成祭やってたんですってね…
おぉ なんというタイミング

ちなみにバシバシ撮ってた佐和山

近江鉄道線路脇から・左近屋敷跡から・彦根城天秤櫓から


back
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送